日本の貧弱なPCR検査体制!岡江さんに次いで力士まで犠牲に

原因は非常に似ていて・・・
4月4日~5日 初期症状(38度台の発熱)を訴え、親方他が保健所に電話をするも繋がらず。
4月5日~7日 近隣医療機関に直接電話するも、受け入れてもらえる医療機関が見つからず。
4月8日 救急車を呼ぶも、夜まで受け入れ病院が見つからず、夜になって都内の大学病院に入院するも簡易検査しか出来ず、結果は陰性。
4月9日 状態悪化で、別の大学病院へ転院。
4月10日 初期症状から6日目にやっとPCR検査が受けられ、陽性。
4月19日 状態が悪化、集中治療室で治療開始。
5月13日 午前0時30分、都内の病院で帰らぬ人となりました。
今回の件でも、PCR検査まで6日掛かっています。
糖尿病の持病があると言うことでしたが、6日早く分かっていれば年齢が若いだけに、助かった可能性もあるように思います。
上の表でも分かるように、緊急事態宣言レベルが出されている国の中では、圧倒的にPCR検査の検査数が少ないのが日本です。
検査数が少ないから、圧倒的に感染者数が少なく報告されている現状。
表中で、一番人口密度が高い日本の現状を考えると、検査数が増えると、必然的に感染者数が増えると考えられます。
繋がらない保健所に、やっと繋がったとしても、そのくらいでは検査出来ないと言い放たれる現状。
世界では、検査数が多い国になればなるほど、若年層の感染者の割合が高くなります。
若年層の行動コントロールは非常に難しいですが、感染していることが分かれば、少しは感染しない対策を講じるようになると考えられます。
北海道の例や、韓国の例に準えると、第二・第三の感染拡大は簡単に発生してしまいます。
上の表は、人口1,000人当たりの検査数を国ごとに示したものです。
これを見ても、日本が新型コロナ感染症(COVID-19)後進国だとわかると思います。
検査数の拡大は、次の課題を浮かび上がらせ、未来を見据える力になるでしょうし、学校や会社単位で検査する事で、出口戦略にも大きく貢献すると思います。
因みに、韓国では、このたび100名単位のクラスターが発生してしまいましたが、これは出口戦略のミスによるものです。
ナイトクラブは、密閉された空間でありながら、人が常に動き回わり、大音響で空気を動かす事で、ほこりが非常に長い間、空間中に漂う、新型コロナウイルス感染症にとって、最悪の場所です。
健常者であっても、咳が出てしまうような環境です。
やはり、そのような場所を、現時点で解除してしまうのは、ミスと言わざるを得ないと考えられます。
しかし、それ以外では、非常に優秀と言え、特筆すべきものだと思います。