大型魚の輸送発送に使える極厚ポリ袋
個人で大型魚の移動や発送をするのは、非常にハードルが高く、あきらめてしまいがちです。
実際、魚を入れる袋の厚みが、どのくらいのものが必要か、私もよくわかりませんでした。
普通のゴミ袋は、3~4枚重ねても無理そうですしね。
そこで見つけたのが、0.08mmのポリ袋。
しかし、私の近所のホームセンターでは、45Lが精一杯。
やはり通販で探すのが良いでしょうね。
通販では、90L 900×1000が売っています。
このくらい大きいと、60cm程度の魚は楽勝で入ります。

しかしながら、めちゃくちゃ重くなることは、覚悟が必要です。
水は30リットル入れれば約30kgになり、尚且つ不安定な袋なので、何割り増しかで、それ以上に感じます。
重さ以外の注意点として・・
魚は、移動前最低でも3日前から絶食させる方が良いでしょう。
何故なら、袋詰めで興奮すると、フンをするので、その量を極力抑えないと、水質悪化が酷くなるから出です。
袋に魚を入れる方法は、水槽内に袋を入れて、その中に魚を追い込む方法が、一番魚を傷つけません。
追い込めたら、まず袋の口を絞って水面に出し、そこから徐々に袋の中の水を減らしていき、持ち上げられる重さまで飼育水を減らしてから、水槽外へ袋を出します。
そして、袋を2重(2枚重ね)にしてから、飼育水を袋の中に追加します。
混泳水槽などで袋を入れられない場合は、ネットを使うしかありません。
その場合でも、ウレタンネットを使えば、ダメージは少なくなります。

この画像くらい飼育水を入れると、40kgくらいの重さになります。
魚のサイズが60cmくらいで発送なら、これくらいは入れておきたいところですが、自己輸送で4~5時間程度であれば、もう少し少なくても大丈夫です。
発送は必ず、夕方出しの翌日午前中到着便を使いましょう。
そのままでは発送できないので、発泡スチロールケースに入れての発送となります。
佐川急便であれば、ラージサイズ飛脚便で、梱包後重量50kgまで扱ってくれます。
ゆうパックは、重量ゆうパックで、三辺合計170サイズ以下で、30kg以下なら発送できます。
ヤマト便は、三辺合計200サイズ以下で、30kg以下であれば、生き物特約締結書にサインの上、発送出来ます。
※何処の運送会社も、輸送で魚が死んでも、一切保証してくれないので、覚悟の上でとなります。
袋は大体10枚入りなので、1回1匹であれば8枚余ってしまいます。
釣りをしているなら大型魚の持ち帰りに使えます。
そのほかでは、粗大ごみを出すときや、大型部品の保管等に使えます。
発送時のパッキングに際しては、酸素が必要不可欠です。
大型魚は、酸素の消費量も多いので、空気を入れるだけでは、酸欠のリスクは避けられません。
店舗のように、コンプレッサーは用意できないので、携帯酸素缶を使います。
安いものであれば、5Lで500円以下というのが実勢でしょう。