Welcome to my blog

DIY

HHH 石油ファンヒーターのエラー解除

25789857_m.jpg

石油ファンヒーターのHHHエラー。
(メーカーによって表示は違う)

最終的にインターロックが掛かり使えなくなります。


不完全燃焼を通知するエラーは、はじめのうちは再起動したらすんなり動作する事がほとんどで、段々と再起動から再エラーまでの時間が短くなってきます。

そして、燃焼強度によってもエラーの出方は変わってきます。

設定温度を高くしていると燃焼強度も強くなり、エラーが出にくくなりますが、設定温度を低くしたり、エコモードにしたりするとエラーの出る頻度も早くなります。


これから記載する事は、全ての状態で、燃焼確認窓からは燃焼がしっかり確認出来ていた事が前提です。


その場合の原因は、燃焼確認センサーの経年劣化でフレームロッドに付着する酸化被膜が分厚くなることで、センサーが電気を通しにくくなり、徐々にエラー頻度を上げていくという事です。


最初は劣化は無いので、電源を入れて燃焼が始まると通電しはじめ、電源切ると通電が終わるのでエラーにはなりません。


しかし、年数がたつとセンサーロッドを被膜が覆いだし、電源入れて正常に燃焼しているように見えても、流れる電気の量が減り、HHHのエラーとなってしまうのです。


最終的にHHH4になるとコンセントを抜こうが再起動しようがエラーが消えず、全く使用できなくなります。


当該方法は、全ての状態に有効ではありませんので、機械修理が得意ではない方は、これ以上は閲覧しないでください。


HHHエラー(HH HHH HHH4)の主な原因

コロナ HH E4
ダイニチ HHH
トヨトミ HHH4
メーカーや機種によってそれぞれですが、不完全燃焼通知エラーを数回経て、インターロックが掛けられ、再起動してもコンセント抜いてもエラーが消えない状態になります。
フレームロッド

左は正常な状態。
右はHHHエラーが徐々に高頻度で発生していく場合の状態。

上図の様に、バーナーに火が点火すると、フレームロッドを通して微弱電流が流れる。
それを感知している間は、ヒーターが正常な燃焼状態と判断してHHHエラーは表示されない。
フレームロッドセンサーは炎が電気を通すことを利用しているセンサーである。

空気中は本来電気が流れにくいのだが、炎が介在する事により、電気が流れる。
電極はフレームロッド側が「+」で、バーナー側が「-」である。
逆につなぐと炎が介在しても電気がほとんど流れなくなるので要注意である。

フレームロッドはステンレスや耐熱鋼(ステンレスに近い合金)で出来ており、熱による経年使用劣化で酸化被膜等が付着します。
被膜は、よく言われるシリコン酸化被膜もありますが、煤(すす)も含め、シリコン入りスプレーなど使用していなくても徐々に酸化被膜等が付着していきます。

酸化被膜や煤(すす)は電流を通しにくくする作用があり、分厚くなるとセンサーの動作に必要な電気量を通さなくなります。


徐々に電流が流れにくくなるのです。
そして、炎が強い方が流れやすいので、炎が弱くなりやすいエコモードの時や設定温度が低い時に、不完全燃焼エラーになりやすくなります。

センサーから燃焼筒に電流が流れないので、ファンヒーターは炎が非常に弱い不完全燃焼の状態と勘違いするのです。
それが証拠に、整流フィンから燃焼中の窓を覗くと炎がしっかり燃えているのが分かります。

インターロックが掛かる前の状態をしっかり見ておくことが肝心です。

本当に不完全燃焼が起きている場合もあるので、燃焼状態の確認が出来ていない場合は、下記の解除は絶対にしないでください。
不完全燃焼が起きている場合は、一酸化炭素中毒の危険があるので、絶対に解除して使ってはいけません。

HHHエラー解除(HHエラー解除)

エラー解除する前に、必ずフレームロッド(不完全燃焼センサー)を新品に交換するか、硬くへばりついた酸化被膜を削り取ってください。
フレームロッド(不完全燃焼センサー)は上の図にもあるように、燃焼筒に向ってL字に折れ曲がっている棒です。
これをやらずにエラーを解除しても、すぐに再発します。

ただ、被膜は硬く、削り取るのはかなり大変です。

紙ヤスリなら100番以下の荒いもので紙が破れるくらいゴリゴリやらないとなかなか元の金属面が露出してきません。
金ヤスリで挟んでゴリゴリするのも結構大変です。

筆者は、先端は金ヤスリの上にゴリゴリ押し付け、側面は下画像の様にペンチ等のスリットを使いゴリゴリして元の金属面を露出させます。


DSC_0200.jpg
挟んでいるのはフレームロッドではなく六角レンチですが、ゴリゴリするのは先の方で場所は同じです。


ファンヒーターは、カバーを開けて整風フィンを外すと、スイッチ類を制御するための基盤があります。
メーカーや商品によって基盤の位置やサイズや構造が違います。
解除もボタンであったりジャンパーピンであったりそれぞれです。
下記の解除方法も、概ねの機種に使えますが、別の方法がある機種もあるかもしれません。

なのであまり無理はせず、分からない場合や構造が違う機種の場合は、買い替えやメーカー修理を検討してください。

ダイニチ HHH 解除

コンセントを挿した状態
基盤の「白いボタン」と温度調節の「-」を長押し(3秒くらい)するとピット音が鳴り解除されます。

コロナ HH E4 解除

コンセントを挿した状態
ボタンタイプ:基盤の「黒いボタン」をピッとなるまで押し、その後、温度調節の「-」ボタンを押して、更に「黒いボタン」
ジャンパーピンタイプ:ボタンが無いタイプはジャンパーピン(JP4とJP5)を短絡(ショート)させます。

トヨトミ HHH4解除

コンセントを挿した状態
電源ボタンを押さない状態(HHH4の表示が無い状態)でジャンパーピン(TP3とTP25)を短絡(ショート)させます。

DSC_0183.jpg
トヨトミの小型ファンヒーターの基盤

DSC_0196_2024030804211241e.jpg
TP3とTP25のジャンパーピン

DSC_0197.jpg
青い針金(メタルクリップを伸ばしたもの)で短絡(ショート)させている

鉄の針金が無ければ、マイナスドライバーでも両方のピンに同時に当たる幅があれば大丈夫です。


関連記事
HHHHHHHH4ファンヒーターエラー故障エラー解除